【番外小話】〜養鶏場に来る前とその後の鶏事情〜
多くの場合、養鶏場で卵を孵化させることはなく、孵卵場で孵ったヒヨコが養鶏場に送られてきます。そして養鶏場に来るのは全てメス鶏。ヒヨコの段階で選別が行われ、卵を産めないオスは殺処分となりメスの飼料などになるそうです。養鶏場に送られたメス鶏は半年弱で卵を生むようになります。その後、1〜2年間の採卵期間を経て役目を終えると、廃鶏業者に渡り食肉用として私たちの手元に届きます。
ちなみに、採卵を終えた鶏は「廃鶏」と呼ばれるそうです。廃鶏は、肉食用に育てられた肉用鶏と比べると肉質が固いため、主にミンチにされて加工肉や冷凍肉、レトルト食品として利用されることが多いそうです。
卵を毎日いただく消費者として、知っておきたい生産の裏側でした。