カットアイスが作れるKnife

Story

氷彫刻用の道具として用いられる道具がこの「氷包丁」。しっかりと厚みのある刃で、片刃なのが特徴的。バーテンダーの氷の仕込みに使われ、丸氷やダイヤモンドカットなど、氷を加工・整形する際に重宝する代物です。

この「氷包丁」をフィギュアスケート靴に用いられるブレードで再現したものが「Barの氷が作れるKnife」。自分で板氷から氷をカットして飲むウイスキーロックは格別です。是非ご賞味あれ。

Before

「John Wilson ブレード パターン99」を使用。

原型を活かしつつ、ミニマルで使い勝手の良いデザイン。

After

切断と研磨を施し、最後に柄付けをし完成。所要時間約10時間。

刃渡り9cm、片刃仕様(右利き用)。付け根に栓抜き用の溝を施し機能性を充実。

柄はカリンの木(コブ付き)を使用し高級感を演出。

トウピック部分に研磨を施し、アイスピックとして使用可能に。

Artisan

八重樫打刃物製作所 4代目刀匠「宗秋」 伝統工芸士 八重樫 潤一さん

八重樫打刃物製作所は、刀匠の流れをくむ鍛冶屋。東京には江戸打刃物と東京打刃物の二つの鍛冶があるが、東京打刃物は明治以降に発展し、主に鋏をつくってきた。八重樫打刃物製作所は、江戸打刃物の鍛冶屋。当代の八重樫宗秋さんも、刀匠宗秋(むねあき)の四代目を名乗る。コークスの赤い炎が揺れる工房では、宗秋さんと叔父、二人の若い弟子が鎚をふるう。

八重樫打刃物製作所では「総火造り」という伝統製法を主としており、料理人が使う和包丁、大工の使う鑿(のみ)、鉋(かんな)、理容師が使う剃刀、先端産業の工場で使われるバイトまで高い性能が求められるプロユースの様々な道具がつくりだされている。

当代が尊敬するのは、明治から昭和にかけて数々の名品名作を遺した道具鍛冶、千代鶴是秀(ちよづる・これひで)。千代鶴のように、よく切れ、仕上げが丁寧な美しい道具をつくりたいと願う当代。その切れ味と使い勝手の良さを聞きつけ、全国各地から様々な刃物の注文が舞い込んでいる。